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エルクゥ誕生秘話②

前回の記事の続き。

「あ…これもしかして、エルクゥ作ったら絶望感と緊張感味わえるんじゃない??」と感じてからは速かった。

当時、時間と行動力だけは無限にあった私は、速攻で製作にとりかかろうとした。
が、いかんせんスキルがない

中学1年のころから当時輸入製品だったプロアクションリプレイを弄ってゲームのメモリ内を覗き見たりしていたので
ある程度プログラムがどういった処理をしているのか、というのはわかるが、
そもそも英語のマニュアルを読み解く能力もない。(当時英語が大の苦手w)

じゃあどうやって作ればいいのやら。
当時MUGENキャラ製作支援サイトのようなところにいろいろと説明は載っていた。
が、そもそも言語が分からない人間に国語の教科書読めといっても読めるはずがない。

そこで自分がとった作成の為の一番の近道、
それは気に入って使っているキャラの中身の参考許可を制作者の方にいただく、という方法でした。

エルクゥはLeafのキャラですのでどうしてもQOHシリーズのラスボス的な位置づけにしたかったので、
当時高品質なQOHキャラを作成されていたRまーかー&marutaさんにcns内を参考にして良いかの確認をさせて頂くと、
すんなりOKとのお返事。

使い慣れたキャラなので、記述されているプログラムと、実際の動きとが非常に頭の中で繋がって、
ある程度どんな処理をしているのかが分かりました。

これはイケる!!

と、思ったら、そういえばスプライト(キャラの画像)がない。
今でこそある程度のドット絵が打ち込めるようになったが、当時そんなスキルはない。
そこで私は色々と既存ゲームキャラの画像を漁り始めました。

そこで当時、密かに人気となっていたPS対戦格闘ゲーム、ギルティギアのザトーに目を付けました。
ザトーの影に寄生するエディというキャラ。
この影…なんとなく痕でたまに挿入されるエルクゥの姿に似ている…。

そもそも原作でもはっきりと姿の映らないエルクゥは、その風貌のイメージが固定的でない。
で、自分の頭の中で描くエルクゥの姿は、まさしくエディそっくりだったのだ。

コイツでいこう!

スプライトはエディをベースに、ペイントショップproでチマチマ1枚ずつ修正をしていく事に決定。


自分の中で【これカッコいいんじゃない?】という謎センスなイメージはあったので、
製作が始まると、まず自分の作ったキャラが基本動作でも動くのが楽しくて、どんどん作成にハマっていきました。

当時かなりの製作技術を持っていたNINさん、音声協力していただいたBusterさん、
サウンド協力していただいたたるせさんと、多数の方の協力を経て、エルクゥはかなりのスピードで形になっていきました。

と、そこで、声どうしよう?という問題が発生。
そもそも痕は音声がないからイメージが分からない。
とりあえず闇の中で咆哮していそうなイメージはある。

そういえば高校受験の時に勉強そっちのけで見ていたエヴァもよく咆哮していたな――。
暴走したときのエヴァの強さ、最高なんだよな~…カッコいいというか絶望的な強さってまさしくアレだよなぁ~。

ってな感じで、エヴァの咆哮音声の波形を弄って自分の中のエルクゥのイメージに近づけた形の音声を作りました。
この時にエヴァに出てくる第三使徒サキエルの光のパイルカッコいいな~って感じてしまったのが、
エルクゥなのに光のパイルなんて技がある原因です。(気に入らなければcmdファイルを無効にすればOKですし!w)

そこから先は切り裂く感じの技をQOHの鬼千鶴と餓狼MOTWのフリーマンをベースに、
モーションをなるべく少なく、効果は絶大に、といった感じに搭載してきました。
ただ、そうすると非常に強すぎて勝てるスキがなくなってしまうので、
ジャンプしている間だけはうまく制御できず、空中では受け身も取らないという弱点を与えました。

ラスボスという設定上、絶大な効果のある超必殺技の存在も必要不可欠でした。
当時 鬼千鶴が3ゲージ消費技で「あなたを殺します」という大ダメージ技を搭載していました。
また、ストZERO等に出てくる豪鬼は瞬極殺という、一瞬で相手を打ちのめす技を持っていました。

これはもう搭載してプレイヤーにヤベェ感を感じさせるしかない。

そうして生まれたのが鬼の爪零式。
単純に鬼千鶴の必殺技の使い回しにしようかと思いましたが、迫力にかけていたので
接触した後、咆哮とともに地響きに揺れるエルクゥの立ち絵が画面を覆いつくし、
プレイヤー目線で【爪で引き裂かれる】、つまり、自分の瞼に切り裂かれた軌跡が焼き付く的な
演出にしてはどうかと思ってエフェクトを設定しました。

食らったら即死なので切り裂かれた後は大量の血が噴き出し崩れ落ちるように演出。
これはもう食らった方が「こいつヤバすぎだろ…」と感じる事間違いなし!!

このころ、当時QOHのティリアを制作していたアーチェさんから自分のHPの掲示板にお呼び出しがかかり、
チャットに参加することになります。そこには結構名だたる製作者の方々がいて、あーでもないこーでもないと議論したり、
まだ公開されていないキャラのテスト(世に出ていないお蔵入りを含む)をお互いにしたりと
当時のMUGENプレイヤーなら羨ましがるような秘密のチャットが行われていました。

そうこうしている内にも時代は進み、キングオブファイターズも暫くみないうちに
ラスボスにクリザリッドという全身SMのロープで縛られたような服を着たヤツが設定されました。

しかし、コイツの必殺技がまたカッコいいのなんの。
壁の端まで相手をもっていって、物凄いスピードで殴打するという乱暴な感じの技で、非常にカッコいい。
食らったときにコレヤバいんじゃない?って印象を受けます。

こ・れ・だ!!

壁際までもっていって、鬼の爪を乱射して八つ裂きにするイメージ!!
そしてフィニッシュには相手を地面に叩きつけて潰す感じ!!
こいつはカッコいいはずだ!!絶望感しかない!!

早速実装させました。

しかし、ピキーンと技を発動してから攻撃を食らうと技がキャンセルされます。
カンフーマンの蹴り一撃でエルクゥが仰け反っているのを見て、
なんと情けない…と感じてしまいました。

エルクゥの鬼門開封・改カンフーマン如きの蹴りで仰け反っていてどうする!!?

という事で当時X-MENという格ゲーの中ボス?ジャガーノートのスーパーアーマーを参考に
仰け反りを無効化して攻撃をはじき、実行中の技を強行するという処理をさせる事にしました。

これはテストが非常に面倒でした。実戦中だと結構ある事なのに
テストすると発動時にうまく攻撃を当てられません。
しかし、実際にスーパーアーマーが動作した際のカキーンというハジき音とともに、
攻撃が当たったはずなのに仰け反りを無視して壁まで連れていかれて八つ裂きにされるという絶望感は
非常に満足のいくものでした。まさしくラスボスに相応しい凶悪さ。これはいい!!カッコいい!!

というわけで自分のMUGENのラスボスに設定するも、どうもMUGENのCPUは弱い。
下手するとカン○ーマンでも倒せてしまう。これは良くない!

そこで、簡易AIを導入。
AIといっても、本当の人工知能ではなく、とあるスイッチがはいった場合のみ、
状況に応じて特定の動きを勝手に取るように指定するだけのものです。
発動コマンドは人間がやりそうにないもの(ボタン同時4つ押し)にし、そのコマンドでスイッチが入るように指定。
スイッチがONになっている時だけ、敵との距離、状態(立ち、しゃがみ、空中)等に対し、
効率よく相手のライフを削るように勝手に動くようにするというものでした。

これを搭載して遂にカンフーマンで倒す事が困難になり、
エルクゥが完成しました。

自分でキャラを作る事は非常に楽しかったのを覚えています。
当時製作者の間で、ダウンロードの対価にバナクリ(HPに広告バナーを貼り付けて広告収入を得る)を
お願いしているところも結構ありました。が、その時はそんな事思い付きもしなかったです。

今になると惜しいなーと思いますが。1日に1000人以上は来場者がありましたし。
でもそれも、楽しくやっているから来てもらえているだけであって、
自分としてはお金に走るとそれを優先させ、本来求めるべきだった製作物のクオリティも落ちてしまいそうだったので
あれはあれでよかったと思っています。

そんなこんなで、エルクゥはまだ皆のMUGENで生き続け、時にはYoutube上で活躍していますし、
知らない間にMUGEN Wikiには製作者としてHNが載ったりしているので
まだまだエルクゥは愛されているのかなーと勝手に解釈してますw

エルクゥ誕生秘話でした♪
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エルクゥ誕生秘話

今日で35歳になりました。

35歳なんてもうオッサンかと思いましたが、特に変わる事なく、オッサンになったという感じもしません。
白髪がちょっと増えたかな?といった感じで、まだまだ職場では若く見えると評判ですので安心しきってますw

今日は私の作成したMUGENキャラ「エルクゥ」の誕生秘話でも書こうと思います。

今を遡る事21年前――。

当時中学生だった私は、兄にネオジオの格闘ゲームの相手を毎日のようにさせられていました。
当時ネオジオなんぞ家にある家庭は、学校内でも2,3人いれば良いほうで、
持っている家は羨ましがられていました。

小学生のころはコンビニやスーパーの前にあるNEOGEOの筐体で竜虎の拳やらワールドヒーローズやら、
餓狼伝説やらをやっていてそれなりに好きだったんです。

が、毎日相手をさせられると嫌になるもの。
年齢差のある兄に操作でも勝てるはずもなく、ハンデをつけても大敗。
勝てないゲームほど面白くないものはない。そうして日に日に格ゲーが嫌いになっていったのでした。

で、暫く格闘ゲームから遠のき、高校受験のころにはエヴァの劇場版Air/まごころを君に にハマりまくり、
毎日勉強そっちのけでリピートしてみていました。セリフ、挿入される音楽、今でも全て言えるくらいです。
そしてエヴァパワーで見事志望校に合格しました。(※というか志望校1校しか受けていないw)

受験が終わると、格ゲーの相手に付き合わせるのを控えていた兄が、
ここぞとばかりに格ゲーに誘ってきます。
が、今度の格ゲーは何かがおかしい。
ドラ○もんとKOFの京が戦っている。
まるでガーディアンヒーローズや、幽遊白書魔境統一戦のように2対2のドタバタバトルを繰り広げている。

当時まだクオリティの高いキャラというのは少数で、効果音すらカンフーマンのまま
しかも攻撃食らうとすーっと空に飛んで行って操作不能になるようなバグだらけのキャラ満載の
DOS版MUGEN 00101でしたが、この格ゲーとアクションとツクールシリーズをミックスしたようなゲームに
一瞬で魅了されました。

このゲーム面白い!!是非やりたい――と。

そこからは早いもので、20万を投与し、
PentiumⅢ 700MHz搭載、メモリ256M、HDD40 G、IF-SEGA PCI、ビデオキャプチャボードILLUSIONを搭載した、
当時では相当な高スペックのWindows98SEマシンを組みました。
もちろん、狙ったのはMUGENが完全動作する事。ただそれだけです。

で、最初はMUGENのキャラをダウンロードして、ダウンロード報告して、MUGENに登録して、プレイして、の繰り返し。
もちろん高性能な自分専用PCがあるので、年ごろの男として、LeafやkeyやF&Cの大人なゲームも嗜みました。
そんな中、Leafの大作「痕 きずあと」と出会ってしまったんです。

何となく懐かしさを感じる設定と、深いシナリオ。どことなく和風な音楽も全てがマッチして、
一瞬でこの作品の虜になってしまいました。何よりも弱そうな主人公が無意識に化け物になって…ってところが
ヒーローではないにせよ、非常に男としては憧れる内容だったんです。

同じころ、同人サークル「渡辺製作所」からQUEEN OF HEARTというリーフのゲームキャラを使った
同人対戦格闘ゲームが販売されました。
MUGENで格闘ゲームに戻ってきた私がそれをプレイするのに、なんの躊躇もありませんでした。
ただ、QUEEN OF HEARTは良くも悪くも、ラスボスに緊張感がありません。
ティリアというフィルスノーンというゲームの主人公がラスボスなのですが、そんなに強くないんです。

あれ?SNKの格闘ゲームを筐体でやってた時は、なんというか負けたら死ぬ的な、
緊張感と絶望感があったはずなんだけどな…と。
竜虎2の若いギースとか、KOFのルガールとか、サムスピの羅生神ミヅキとか。
もうこれでもかというくらい反則的強さで圧倒され、勝てたときの達成感がもう泣けるくらいだったのを思い出しました。
でも、QOHにはそれがない。

それもそのはず。
Leafのゲームで本来絶大な力を持っているのは男キャラだ。
痕のエルクゥにせよ、雫の月島拓也にせよ、強さというか、存在が際立っているのは男キャラなのだ。
なぜいないんだ…。
Leafのキャラの格闘ゲームなら、ラスボスは絶対エルクゥでしょ…絶望的に強い方が達成感感じれるでしょ…などという気持ちが膨れ上がってきます。

そのころにはMUGENも活性化し、クオリティの高いキャラが次々と公開されていました。
その中には、QOHのキャラを移植したものも多数存在し、
まさしくLeafキャラと別ゲームのキャラで戦える、夢の格闘ゲームとなっていたんです。

そんなとき、思い立ってしまったのでした。

「あ…これもしかして、エルクゥ作ったら絶望感と緊張感味わえるんじゃない??」と。

続く。

MUGENキャラ再公開 ガルーダ2001

ガルーダ2001 ver.1.0 from バハムートラグーン



風を操る伝説のドラゴンです。(ホントにドラゴンなのか?)↑
スクウェアの感動作?バハムートラグーンより、ガルーダです。
かなり特殊なキャラなのでボスにどうぞ。無理矢理制御なのでバグがあるかも…。
時限式LvUPシステム搭載です。時間が経てば経つほど無茶苦茶強くなります。

ガルーダ2001 ver1.0

※このキャラはinfoseek時代に作成したキャラの再公開となります。

MUGENキャラ再公開③ PB日野森あずさ

PBの日野森あずさです。

確か当時Pia☆キャロットへようこそ!2が好きでPBのボスであずさが出た事に喜んで勢いで作った気がします。
デルタエンドまで搭載、裏モード有、何とかダッシュとクリティカルシステム、アドバンシングガード?も付いてます。
当時はデルタエンドがスムーズに動く唯一のあずさだった・・・はず?
スプライトがどうしても切り出せなかったものだけ自分で書いてます。



日野森あずさ

AI等の制作はご自由にどうぞ。READ ME(今のキャラも似たようなテキスト付属なのかな?)等に許可等を得てる旨の記述もしちゃって大丈夫です。

MUGENキャラ公開 機動戦艦ナデシコ

これは公開したことあったかなかったかの記憶すらありません。
winmugenでの動作確認もしていませんが、単純なので多分大丈夫なはず。
バグ取りすらしてません。

いつぞやのスパロボから切り出して作ったものです。バランスめちゃくちゃ。

機動戦艦ナデシコ ver.1.4


DLはこちらから。
ナデシコ
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Author:yuki
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